内容
加工において、周辺機器は必要不可欠。工作機械・コンプレッサのメーカー 三井精機株式会社が実施する今回のセミナーでは、省エネとなるポイントをフックに、意外と知らないコンプレッサの役割をわかりやすく解説しています。
全5回に分けて公開しているこのシリーズは、通しで見てこそ、その真価を発揮すると思います。ということで、今回の記事では各動画の見どころを簡単にご紹介することにしました。
コンプレッサの導入に関して何かしら懸念がある方がいらっしゃいましたら、ピンポイントでもいいので、ぜひご覧になってみてください。きっと目からウロコ的な情報が手に入ると思います。
感想
まずはシリーズ第1弾から。ここでは「コンプレッサとは何か?」という超基本から始まって、コンプレッサを取り扱う上で出てくる単位の説明や、ネジの呼び方などについての話がメイン。
空気は湿度によって縮小したり膨張したりするものですが、その観点から、なぜ夏場に弱いかがわかるところが、注目したいポイントですね。
第2弾のこちらでは、冷却方法・潤滑方法・コンプレッサの種類の説明が中心。 アフタークーラーについて紹介されています。
コンプレッサーによって圧縮された空気は、当然熱を持ちます。その冷却方法には空冷式と水冷式がありますが、その違いや効果はご存知ですか? なんとなく知っていることがハッキリするのは快感ですね。
早くも第3弾に突入。話は電圧・周波数から、コンプレッサの選び方・使用用途、その他のエアードライヤーや付属機器に及びます。
役に立つかは別として、産業別の使用用途一覧がおもしろいと思いました。例えば遊園地やダムのどこで使われているのか、ちょっと気になったりしませんか? 雑学レベルではありますが、「へぇ」の多い回ではありました。
もう4弾まできましたね。この回は、空気タンクの選定方法や機器フロー、エアータンクの自主検査、設置環境等について、実際の使用例を交えた話がありました。
設置環境って、一度置いてしまったあとは興味をなくしてしまったりするものです。だってちゃんと動いているし。でも、環境に変化があれば当然コンプレッサの稼働にも影響が出ます。実例を踏まえたエピソードには現実感があるので、設置を見直すきっかけになるかもしれません。
ラスト5弾目は、設置に関わる法規、騒音規制法、振動規制法など、法律や規制に関する話がメイン。
そう言われると「めんどくさいな…」と思ってしまいがちですが、ランニングコストを減らすための4か条について触れられているのがポイントですね。誰だってコストは減らしたいものですから。
というわけで、全5回のシリーズを簡単にご紹介させてもらいました。知ってるようで知らない、でも知っていると何かと便利ーーそんなことって、実はけっこう身近にあります。コンプレッサについて、本記事や動画が参考になれば幸いです。
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