これからの製造業において活躍が期待されるであろう記事が先月、2018年5月に日本経済新聞をはじめ各メディアで発表されていました。日立製作所と日立プラントメカニクスは、産業用ロボット自律走行装置『HiMoveRO(ハイモベロ)』のラインナップに、ファナック製の小型協働ロボット『CR-7iA/L』を搭載したモデルを追加し、2018年10月より販売を開始するそうです。
「HiMoveRO/CR-7iA/L搭載モデル」の仕様 | |
可搬質量 | 7kg |
リーチ | 911mm |
走行方式 | 2輪速度差方式 |
走行速度 | 30m/分 (最大60m/分)* |
誘導方式 | 地図生成・位置認識方式 |
停止精度 | ±30mm以内 |
走行パターン | 前進、後退、カーブ走行、スピンターン |
充電方式 | 非接触自動充電/バッテリー手動交換 |
バッテリー | 鉛/リチウム |
通信方式 | 無線通信 |
使用環境条件 | 一般屋内環境(気温0~40度、湿度20~80%、結露が発生しない場所) |
オプション | コンプレッサ(ハンド用エア発生源) *「HiMoveRO」の走行路に作業者がいないなどの諸条件を満たした場合の速度 |
多様な産業用ロボットを上部に搭載し、専用レールや移動ガイドが無くても自律的かつ高精度に走行させることが可能となるそうです。固定して利用されることが多い産業用ロボットの作業範囲を広げることができ、生産性向上やコスト削減、労働力不足の解消に貢献。この「HiMoveRO」に新たに搭載するファナック製「CR-7iA/L」は、可搬質量7kgで、これらを組み合わせた「HiMoveRO/CR-7iA/L搭載モデル」は、部品や商品が入ったコンテナの工程間搬送・配膳・段取り替えなどの補助作業に適しているとのこと。