【ブラザー工業】ワーク自動着脱可能な省人化システムを発表

ブラザー工業は8日、主力小型マシニングセンター(MC)「スピーディオ」のオプションとして、同社初の加工対象物(ワーク)自動投入・取り出し装置「ローディングシステムBV7―870=写真」を10日に発売すると発表した。機能を絞り低コスト、容易にMC工程の自動化を可能にした。価格は400万円(消費税抜き)。 4軸垂直多関節型でワークの軌道が単純化でき、非熟練者にもティーチングがしやすい。MC本体への取り付け、配線・設定を済ませてから納品するため、システムインテグレーターへの依頼や熟練オペレーターなしで生産現場を省人化できる。

スピーディオの専用設計とし小型で省スペース。MC本体の左右どちらの側面にも取り付けられる。構成部品が少なく保守も容易。可搬重量は7キログラム。繰り返し位置決め精度はプラスマイナス0・08ミリメートル。

引用元:日刊工業新聞

人手不足の対策として自動化は有効ですが、ロボットの導入には設定や操作が複雑であったり、高コストになる場合もあり、これらが導入を阻む壁となっています。 この「ローディングシステム BV7-870」では、機能を加工部品の着脱(搬入/搬出)に特化することでコストを抑え、SPEEDIO本体に設置した状態で納品する専用設計となっており、導入時の課題が改善された仕様となっています。

BV7-870

S500X2にBV7-870を 取り付けた場合の外観

4つの軸の動き

コンパクトで場所を取らない本装置

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