「これ、欲しい人いたらあげるで～」
暑さが厳しくなってきた７月上旬のある月曜日、社長が白い箱を持って出社してきました。
箱の中を覗いてみると、立派なクワガタが１匹。
朝のランニング中に、虫が集まる木があったので、捕獲してきたとの事。
まさか、横浜の街中で昆虫採集が出来る場所があるなんてと、テクトレージの社員たちが驚き、急遽有志で「テクトレージ・昆虫採集会」が実施される事となったのです。
メンバーは、社長・クリエイティブデザイン部のHさん・営業事務のYさん・私と小学6年生の息子、それと何故か、普段から虫が嫌いと公言している取締役のi氏まで、「虫は嫌いだけど、カブトムシは平気～」等と言いながら参加です。
仕事終了後、虫カゴと昆虫の基本飼育セットを購入して、息子と合流。準備は万端です！
21時に、現地にて皆と合流。樹液の出る木を全て把握している社長の案内で、捜索が開始！
暗闇の中、しばらく木々を移動していると、セミの幼虫が羽化しようとしている
現場に遭遇しました。
おお、なんという事でしょう。いつか見てみたいと思っていたセミの羽化。
ここで遭遇出来るとは・・・！ 羽が透明で美しいです。
貴重な体験をありがとう、社長。カブトムシに会う前から既に満足です。
セミの羽化に感動している間にも、社長はどんどん奥へと進んでゆき、「おったで～！」
とカブトムシとコクワガタがいる木を発見。
わらわらと群がる昆虫採取メンバー。虫嫌いの取締役i氏も、今までに見たことが無いくらい喜んでいました。私、テクトレージに入社して8年目ですが、こんなに喜んでいるi氏を見るのは初めてです。
「H君、あれ取ってよ～Hく～ん」
昆虫を見つける度に、Hさんにお願いして捕まえてもらうi氏。自分で捕まえるのはまだ嫌みたいです。
その後も、社長の「おったで～」という掛け声が聞こえるたびにメンバーが集まり、
HさんがポイポイっとYさんの持つタッパーへ入れてゆきます。
まるで、わんこそばのような捕獲方式で、あっという間にYさんのタッパーがカブトムシとコクワガタで溢れかえります。
時々、社長の「おったで～」という言葉の後に「ゴキブリもおるで～」と続きますが、自然の中にいるゴキブリは、台所に出現する穢れたアイツと違う気がして悲鳴もあげずに、見守る事が出来ました。
「コイツは、清らかなゴキブリ・・・」そう呟く私に、Yさんが。「いや、ゴキブリですよ？」と冷静に突っ込んでくれました。
最終的には、虫嫌いのi氏まで、自分で捕まえられるようになり、テクトレージ昆虫採集会は、大収穫で終了しました！
童心に返って楽しかったです！ 皆さんも夏をお楽しみください～！
