最近「SDGs」って言葉を新聞やテレビなどでよく目にしませんか?
これ、「えすでぃーじーず」って読むんです。「えすでぃーじーえす」って言ったら笑われちゃいますので気をつけて下さいねw
ご存じない方のために簡単にご説明します。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月の国連サミットで決められた、2030年を期限とした国際社会共通の目標です。
SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。
2000年からの2015年までの15年間で取り組まれ、大きな成果があがったとされるMDGs「Millennium Development Goals(ミレニアム開発目標)」が前身となっているのですが、このMDGsは主に開発途上国における問題解決のための取り組みだったため、地球上すべての人や企業・団体が取り組むべき目標としてSDGsが新たに設定されました。
17の目標は以下の通りです。
①貧困をなくそう
②飢餓をゼロに
③全ての人に健康と福祉を
④質の高い教育をみんなに
⑤ジェンダー平等を実現しよう
⑥安全な水とトイレを世界中に
⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
⑧働きがいも経済成長も
⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
⑩人や国の不平等をなくそう
⑪住み続けられるまちづくり
⑫つくる責任 つかう責任
⑬気候変動に具体的な対策を
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう
⑯平和と公正をすべての人に
⑰パートナーシップで目標を達成しよう
2019年6月に発表された各国のSDGs達成度ランキングで、日本は162か国中15位で、アジアでは一番上位だったようですが、昨年は11位だったのでランクダウンしちゃってます。。。
(1位 デンマーク、2位 スウェーデン 3位 フィンランド)
日本が大きな課題があると指摘されているのは「ジェンダー平等」、「つくる責任つかう責任」、「気候変動に対策を」、「パートナーシップで目標を実現しよう」で、確かに課題はたくさんありますね。。。
17全ての目標に取り組むのは難しくても、1人ひとり、1社1社が1つの目標から取り組むことが目標達成への第一歩になります。
目標それぞれが相互関係にあるので、1つの目標に取り組むことで複数の目標に貢献することになります。
一見私たちには関係ない話のようですが、SDGsの達成には、民間企業の商品・サービスが必要とされており、そのなかでも日本の企業数の99%である中小企業の役割は大きなものです。
皆さんがお勤めの会社でも、自社事業をSDGsの17の目標と結びつけることで、社会課題への対応のアピールになり、企業の信頼性向上や人材確保、従業員のモチベーション向上も期待できます。
また、新たなビジネスチャンスのヒントにもなるかも??
できることからはじめてみませんか。