令和元年度補正予算案額における「ものづくり補助金」

中小企業生産性革命推進事業

来年2020年の「ものづくり補助金」については以前、投稿した記事で【2019年度(2020年)の「ものづくり補助金」について】でも触れましたが以下のような内容となっているようです。

経済産業省所轄の2019年度補正予算案に中小企業の生産性向上策ということで3,600億円程度を盛り込むそうです。

3本柱として下記となるとのこと。

①景気対策

②未来への投資

③災害復興

景気対策として、中小企業の生産性向上や事業承継の円滑化などに取り組む。

生産性向上では「ものづくり補助金」や「IT導入補助金」などに充当する。

「生産性革命推進事業(仮称)」を通じ、中小を複数年にわたり継続支援する枠組みを整える。賃上げなどに積極的に取り組む事業者に優先的に対応する。 (2019年12月11日 日刊工業新聞から抜粋)

 

令和元年度補正予算案額3,600億円

詳細が経済産業省の令和元年度補正予算の概要(PR資料)の中にありました。

 

「ものづくり補助金」を対象とする事業の内容、事業イメージを抜粋すると以下のようになると思います。

事業目的・概要
  • 中小企業は、人手不足等の構造変化に加え、働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入など複数年度にわたり相次ぐ制度変更に対応することが必要です。
  • このため、中小企業基盤整備機構が複数年にわたって中小企業の生産性向上を継続的に支援する「生産性革命推進事業(仮称)を」創設し、中小企業の制度変更への対応や生産性向上の取組状況に応じて、設備投資、IT導入、販路拡大等の支援を一体的かつ機動的に実施します。
  • 当該事業を通じて、賃上げにも取り組んでいただきます。なお、積極的な賃上げや被用者保険の任意適用に取り組む事業者は優先的に支援します。
成果目標
  • ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業により、事業終了後3年以内に、以下の達成を目指します。
  1. 補助事業者全体の付加価値額が9%以上向上
  2. 補助事業者全体の給与支給総額が4.5%以上向上
  3. 付加価値額年率平均3%以上向上及び給与支給総額年率平均1.5%以上向上向上の目標を達成している事業者割合65%以上
事業イメージ
  • ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業(ものづくり補助金)(補助額:100万~1,000万円、補助率:中小1/2 小規模2/3)中小企業等が行う、革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資等を支援します。

使い勝手向上のポイントとして気になる点としては、

”過去3年以内に同じ補助金を支給している事業者には、審査にて減点措置を講じることで、初めて補助金申請される方でも採択されやすくなります。”

との事です。

初めてものづくり補助金申請にチャレンジする企業、チャレンジするもまだ、採択されたことがない企業が優位になるということでしょうか・・・。

いずれにしても、「ものづくり補助金」などの申請を検討している事業者様は、早めの準備をおすすめします。




各補助金,助成金申請のサポート

当社では、ものづくり補助金をはじめとする各種補助金、助成金申請のサポートをトータル的に行っています。

申請時における加点ポイントとなる各認定書の取得のサポート。

採択後の交付申請書類、設備導入後の実績報告書等、長期間に渡り多くの提出書類がありますが、これらについてもお手伝いをしています。

ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

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